サンフランシスコから南に車で4時間、もしくはロサンゼルスから車で北に3時間半ほどいくと、パソロブレス(Paso Robles)というワインで有名な町に到着します。パソロブレスは、家族経営のあたたかい雰囲気のあるワイナリーが多く、ナパの商業化されたワイナリーが好きではない方にはお勧めです。ナパに比べるとテイスティングも圧倒的に低価格で、かつ1本買えばテイスティングフィーが無料になるところが多いのも嬉しいポイント。サンノゼあたりからいく場合は、ナパもパソロブレスも所要時間はそこまで変わらないので、南を拠点にしてる方には更にお勧めですよ!カリフォルニア在住でしたら、一度は行ってみましょう!
交通手段
この週末に、パソロブレスでのワインツアー(2回目!)にいってきました。ツアー前日にパソロブレスの近辺のホテルまで自分たちでドライブ。そこからは、Lush Limousine Servicesという会社のリムジンツアーを利用しました。この会社、予約時からツアー中までサービスが素晴らしかった(ワイナリーの予約を会社の方でやっておいてくれる、ツアー中に写真を沢山とってくれる、など)ので、本当にお勧めです!5つのワイナリーを効率よく回ってもらい、最後はディナーの場所からホテルまで送り届けてもらい、9時間ほどのツアーになりました。以前のナパのポストに書いたように、価格もチップを入れても一人100ドル程度で、3-40人詰め込まれるバスツアーとそこまで変わらない値段です。
パソロブレスのお勧めワイナリー
前回のパソロブレスツアーでは3つのワイナリーを回り、今回は5つのワイナリーを回りました。その中で、これはお勧めだと思ったワイナリーを、3軒ご紹介させていただきます。リムジン会社に、事前に「ここのワイナリーにいきたい」と伝えておくと、予約しておいてくれますよ!
Castoro Cellars:パソロブレスのワイナリーの中では、やや大規模。ぶどうのキャノピー(天蓋)が何メートルも続くエントランスが素敵です。テイスティングルームはスペイン風の建物の中です。13種類のワインの中から、7種類を選べるテイスティングは、たったの5ドルで、しかもワインを1本買うとただになります。ワインの価格は15-30ドルのレンジが多く、普段使いのワインの調達に最適です。赤ワインは軽くなくしっかりした味ながら、若干甘めのものが多かったという印象。
Kiamie Wineries:今回いった中で、最も小さな、牧場の中にぽつんとあるようなワイナリー。犬やリャマがいて、のどか極まりない雰囲気です。テイスティングルームは、コテージ風の気取らない雰囲気ですが、ワインはR’own style blendという赤がとても美味しかったです!30-50ドルのワインが中心です。
Hunt Cellars:かわいらしい1軒屋風のワイナリー。テイスティングルームにはピアノがあります。自由に弾いていいそうなので、弾きましたが、若干音が狂っていました、残念。また、テラス席もあるので、天気のいい日には友人とテイスティングしながら日光浴するのもよいでしょう。ここは、リッツカールトンなどに卸しているだけあり、50ドル+と、パソロブレスにしてはやや割高なワインが多いですが、赤ワインがとても美味しかったです!そして、珍しい白ワインのポートワインもありました。美味!
ディナーのお勧めレストラン
ワイナリーを巡り終えたら、ディナー!今回、パソロブレスに住む友人の紹介で、本当に素敵なレストランを発見しました!こちら、Tenth Street Cafeです。パソロブレスの町から10分ほど、何もないエリアに突然現れるレストランです。ここは、バスク料理をファミリースタイル(大皿)で出してくれます。次から次へと10品ほど出てくるので、最初の方での食べすぎに注意!この料理が、「料理自慢のお母さんが作った」という感じの、こころのこもった料理なんです。繊細だったりクリエイティブだったりする料理ではありませんが、とにかく暖かく、Heartyなご飯です。アメリカの地方のレストランは、大味であぶらっぽいことが多いのですが、ここはそんなことはなく、塩分も油分も程よく控えめで、お母さんに「体にいいもの食べなさいよ!」と言われているような気分になります。ちなみに同行のアメリカ人は、塩っ気が足りなかったようで、しきりに塩をふりかけていました。台無し…
以上、パソロブレスのお勧めワイナリー(+レストラン)でした!ナパについては、ナパのお勧めワイナリーをご覧ください。今回は、5つのワイナリーを回りましたが、かなり忙しかったので、巡るワイナリーは1日につき3-4つにした方が無難かと思います!