ニューヨークのスタートアップ事情

せっかくニューヨークに来たので、こちらのアントレプレナーの方々にお話を聞いてきました!話をしていくうちに、サンフランシスコ・シリコンバレーの起業環境とニューヨークの環境とで異なる部分が見えてきました。アメリカに拠点を構えようという方々で、どの地を選ぶか迷っている方は、ご参考までに。

1.エンジニアのコストが安い

一番驚いたのが、ニューヨークのスタートアップのエンジニアの費用です。シリコンバレーの相場観と比べ2割ほど安い感じでした。実際、AngelListで調べてみても、ニューヨークのDeveloperの給与の中央値は$100-109Kなのに対し、サンフランシスコ・シリコンバレーの中央値は$120-129Kです。さらに、とあるスタートアップでは、コロンビアなど有名大学でエンジニアリングを学んでいる学生を、インターンとして無給・エクイティなしで雇えているとのこと。無給・エクイティなしのインターンは、シリコンバレーではあまり聞いたことがありません。

2.投資家・VCへのアクセスはシリコンバレーほどよくない

シリコンバレーにはVCが数多く存在する一方で、ニューヨークにはまだVCはシリコンバレーほどは存在していません。また、VCのマインドセットも東海岸特有のものがあり、「リスクをとって100に1つの大当たりを目指しにいく」シリコンバレーのVCに比して、ニューヨークのVCは比較的安定感のあるスタートアップを投資先に選ぶそうです。こちらのNew York Timesの記事からも、ニューヨークのVCファンディングは、件数でも(272 deals vs 506 deals)、サイズでも($11M/deal vs. $18M/deal)、サンフランシスコに比して少ないことが分かります。ニューヨークのアントレプレナー達は、エンジニアにお金をかけすぎなくてすむ代わりに、資金調達の面では苦労していることも多いようです。

3.女性のスタートアップがおおい

VCの仕切るスタートアップの世界では、以前書いたように、女性起業家は圧倒的にすくないのですが、そんな中でもニューヨークではサンフランシスコ・シリコンバレーに比べ、女性の割合がずっと高いように感じました。Startup Businessによると、ニューヨークの女性の起業家率はシリコンバレーの2倍とのことです。

もし、あなたがアメリカのスタートアップに就職を目指すエンジニアであれば、間違いなくニューヨークでなくシリコンバレーを選ぶべきでしょう。一方で、あなたがアントレプレナーで、エンジニアの費用以外は初期投資が少ないビジネスモデルなのであれば、ニューヨークで少ない費用でVCマネーを入れずに起業するのもありかもしれません。

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