シリコンバレーでの就職活動

最近、よく学生や転職活動中の人からシリコンバレーでの就職活動について質問を受けます。市民権・永住権があったり、就労ビザを持っていたりすればいいのですが、ビザを持っていない普通の日本人にとって、アメリカでの就活は本当に大変です。MBAの学生などは、日本では引く手あまたな社会人人生を歩んできたことと思いますが、アメリカの就活で初めて、面接にすら呼ばれない・10社全滅などという苦労を味わうことになります。このビザに関する投稿に書いたように、アメリカでH1Bという就労ビザを取るのは年々難しくなってきています。雇用者側としては、就労ビザのおりない可能性のある従業員をとるのは、リスクでしかありません。そんな厳しい環境の中、日本人がアメリカでの就活を成功させる5つの鍵について、書いてみます。

1. コネを使う

コネは就活成功の十分条件ではありませんが、必要条件です。コネ(というか、従業員によるリファーラル)がなければレジュメすら読んでもらえないこともあります。というのも、シリコンバレーの会社では、1つの募集につき100人以上が応募してくるのです。通常業務に加えて100通のレジュメを読むことなんてできませんよね。ですので、「友人の友人」でもよいのでネットワークを広げて、ウェブサイトから応募するのではなく、現従業員から直接レジュメをHRに手渡ししてもらえるようにするのが、最低限レジュメを読んでもらえる鍵になります。

 

2. ピンポイントで必要な経験・技術を持っていることを強調

アメリカは転職社会なので、採用した人材をゆっくり育て上げる、というカルチャーはありません。特に転職の盛んなシリコンバレーでは、採用して1年後にはやめてしまうかもしれないので、すぐに使える人を採る傾向にあります。ですので、その職に必要な技術や経験を持っていることをどうアピールできるかがカギになります。例えば、イーコマースの会社のアナリティクス職に応募するのであれば、以前の会社で、A/Bテスティングでコンバージョンをこれだけ上げました、SQLで大量のデータも扱えます、のようなピンポイントでのアピールが重要です。当然ですが、レジュメやカバーレターは応募する会社1社1社でカスタマイズすることが重要です。

3. 日本人であることを生かす、あるいはアメリカ人になりきる

もしあなたが英語に若干不自由があるのであれば、アメリカでの就活は天才エンジニアでもない限り無謀に近いと言わざるを得ません。(こちらのポストで、アメリカでの就労に必要な英語レベルへの到達の仕方を書いています)であれば、日本人であることを生かせる職を見つけるのが得策です。じっくり構えて待っていると、「日本市場に詳しいエクイティアナリスト募集」「日本市場進出の下準備のための人材募集」などがたまに出てきます。そういった募集であれば、英語が下手でも目をつぶってもらえる確率が高くなります。もしあなたが日本人メリットのない仕事に応募するのであれば、日本人っぽさ・ドメスティックっぽさをレジュメから消し去り、アメリカでの経験・グローバル経験にフォーカスしましょう。「よさそうな人がいたから会ってみたらたまたま日本人だった」というぐらいでないと、レジュメの段階でほぼほぼ落ちます。

このほか、シリコンバレーでは圧倒的にエンジニア不足なので、エンジニアであれば若干就活に有利だとか、名の通った外資系金融・コンサル・消費財の会社での就労経験があれば若干有利だとか、個別の事情もありますので、自分の強みを生かせる分野を見つけてフォーカスした就活をしましょう。数打てば当たる作戦は、あまりいい結果を生みません。そして、自分の強みを生かせるような募集がすぐに見つかるとも限らないので、焦らずに長期戦でやってみてください。

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